2008年03月09日

乳がん

乳がんは女性が最も恐れる病気のうちの1つです。日本で乳がんと診断される女性の数は4万人に上っています。また、少数ながら男性も乳がんに罹患する可能性があります。

これまで日本では、視触診のみによる乳がん検診が行われてきました。しかし、厚生労働省研究班の全国調査によると、視触診のみの検診で発見された乳がん症例と検診以外(医療機関)で発見された乳がん症例の10年生存率は、それぞれ80.5%と78.1%で大きな差はありませんでした。
視触診単独による乳がん検診については、無症状の場合で検診発見がんの生存率が臨床診断がんより高いことが示唆されているものの、死亡率減少効果がないとする相応の根拠がある」と結論が出されました。
そこで、視触診による乳がん検診にとって代わったのが、マンモグラフィ検査です。欧米では、マンモグラフィによる乳がん検診の受診率が高く、その効果も現れてきています。
厚生労働省の指針では2年に1回の検診を原則とするとされています。乳がん死亡率が増加している日本では、今後、マンモグラフィによる乳がん検診をさらに広めていく取り組みが必要です。

しかし、以前より乳がんに関して明るい兆しも見え始めています。この30年で医師は乳がんの診断と治療に多大な労力を費やし、乳がんによる死亡数を減少させようと努力してきました。1975年の時点では、乳がんと診断されると定型的乳房切断術、つまり脇下のリンパ節、乳房の皮膚と筋肉を含む乳房全体を除去することが一般的でした。しかし、今日では定型的乳房切断術は稀となっています。その代わりに、治療方法によりよい選択肢を出来、患者は乳房を温存した手術を選択できるようになりました。

投稿者 アンジュ : 2008年03月09日 10:48  登録カテゴリー : 病気の本音話


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