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2008年03月11日
不安障害
誰もが皆、時に不安や心配を感じます。実際、適当な量の不安や心配を感じることも大事です。
本当の危険が迫っているときに適切に対処することができますし、仕事でも家庭でもモチベーションを高めることを助けてくれることもあります。
しかし、理由もなく不安を感じ、過度の心配によって日常生活がおくれなくなるときがあります。そういったときは全般性不安障害を発症している可能性があります。全般性不安障害とは、特定の芸員もないのに過剰で非現実的な不安や心配を感じてしまうことが原因で起こります。
病的恐怖、パニック発作、脅迫障害などとともに、全般性不安障害は不安障害の一つとして数えられます。女性は男性よりも全般的不安障害を発症する可能性が高いと報告されています。
全般性不安障害と共に生きていくには多くの困難もあります。しかし、治療法も開発されています。投薬治療や専門家によるカウンセリング、セラビーなどが全般性不安障害に対処する助けとなってくれるでしょう。
2008年03月05日
不安症
不安な思い、不安感。誰にでもある事ですね、ちょっとした環境の変化、身の回りの出来事などでおこる、ちょっとした不安。それも人間的ですね。
不安感って動物に無い、人間だけのものでしょうか。。
その感情は大切かもしれませんが、問題はその不安が過剰に脳を支配してしまう。それがツラく感じる方が多いんです。
脳を支配する、と言うと少し大げさに感じるかもしれません。
病院では「自律神経失調」「不安神経症」などといって「抗不安薬」というものが処方されたりします。
たしかに一時的には不安感が改善する方もおられます。でも重要なのは「一時押さえ」という事です。
「抗不安薬(トランキライザー類)」は睡眠薬などと同類の精神に作用させるお薬、乱用されているのが現状ですね。
確かに一時押さえも大切かもしれません。しかし実際、そういった強力なお薬を使用しなくとも自然に不安感が消えていく方が沢山おられます。
精神薬に頼らず体質を少しづつ健康だった時期に戻す。それが一番ですね。
しかも不安感を持っている方は、不眠や動悸などを併発する場合もかなり多いです。不安だけを無理に取り除いても、動悸やめまいは残ってしまう、それで健康の為といえるのでしょうか?
不安の原因を考えてみましょう。心の問題であってコントロール出来るものでないと思わないで下さい。
デリケートな方、繊細な人、不安な方の気の持ちようが悪いのでは有りません。
体質的に不安をしずめる為の物質がなんらかの原因で不足している。それだけの事なんです。
原因は、貧血、胃腸虚弱、低血圧、栄養不良などいろいろみなさん違います。
今、大切な事は、あなたの不安の原因をしっかり分析して少し時間はかかるかもしれないですが、前向きに体質を変えるための治療をする事なんです。そしてもっともっと強い神経の持ち主に
なって下さい。
原因は環境や人間関係などかもしれません。しかしそのぐらいの不安材料は吹き飛ばす!そんな方も沢山おられますね。
なので、主治医の先生と十分話をして、何が一番いい方法かと言う事を、考えなくてはならないでしょうね。
2008年02月26日
パニック発作
パニック発作はいつでもどこでも起こります。一人でも、他の人と一緒でも、家にいても、公共の場でも、寝静まっている時にも起こることもあります。
突然、あなたの心臓が全速力になり顔が紅潮して息が短く苦しくなります。眩暈がしてきて吐き気を催して制御できなくなります。死んでしまうのではないかと感じる人もいます。
あなたはパニック発作を経験したことがあるかもしれません。突然緊張した恐怖の出来事が襲ってきて即座にひどい身体的な反応が体に起こります。多くの人は心臓発作が起きていると思い、救急治療室に行きます。徴候を無視しようとしたり、パニック発作が起きていることに気づかない人もいます。
男性よりも女性がパニック発作を発症しやすいです。パニック障害として知られている、頻回にパニック発作に襲われる人もいます。
以前は、パニック発作は神経質やストレスとして片付けられていましたが、今は潜在的無力状態として理解されており、治療は可能です。薬物治療、セラピー、リラックス手法などを含む複数の対処法がパニック発作を予防もしくは制御する手助けとなります。
2007年05月13日
統合失調症
統合失調症とは、思考や行動、感情を1つの目的に沿ってまとめていく能力、すなわち統合する能力が長期間にわたって低下し、その経過中にある種の幻覚、妄想、ひどくまとまりのない行動が見られる病態である。
能力の低下は多くの場合、うつ病や引きこもり、適応障害などに見られるものと区別しにくいことがあり、確定診断は幻覚、妄想などの症状によって下される。幻覚、妄想は比較的薬物療法に反応するが、その後も、上記の能力低下を改善し社会復帰を促すために長期にわたる治療、支援が必要となります。
ある目的に沿った、一貫した思考や行動をすることは、実は健常者でもあまりできないことがあります。疲労、ストレス、不安、身体疾患の時などには、こうした統合機能は動揺しやすい。そうした不安定な状態が長引いて経過中に幻覚や妄想が出現し、その鎮静化のために投薬を必要とし、再適応のために心理社会的なリハビリテーションを要する状態が、統合失調症です。
確定診断のためには、下記に述べるように幻覚や妄想などの重い状態を手がかりにすることが多い。しかし実際の治療においては、そうした急性状態の続くことはむしろ少ない。多くの患者は、健常者でも経験し得る統合失調という状態のなかで、社会復帰のための努力をしているのが現状です。
統合失調という症状によって最も影響されるのは、対人関係です。複数の人間の話し合う内容が、いったい何を目指しているのか、その場の流れがどうなっているのか、自分はどう振る舞ったらよいのか、ということが分かりにくい。そのために、きちんとした応対ができなかったり、時に的はずれな言動をしたり、後になってひどく疲れたりすることがある。また、ある一連の行動を、自然に、順序立てて行うことが苦手となる。着替えをする時の順番を忘れたり、料理が得意であった人が、その手順を思い出せなくなったりする。
この病気の原因は十分明らかにされておらず、単一の疾患であることにさえ疑いが向けられている。
しかしながら、何らかの遺伝的な脆弱性と環境的な負荷、とくに対人的な緊張が重なって発病に至ることは、ほぼ認められている。とくに再発に関する研究では、家族のなかで、人を批判するような内容を強い口調で言い合うことが、患者の緊張を高め、再発率を上げることが知られている。ただし、親の育て方が悪かったというようなあまりにも単純な説明は、今日では受け入れられない。好発年齢は思春期から20歳代半ばであるが、それ以降の発症も多い。一生の間にこの疾患になる率は、諸外国でも日本でも約1%である。平成11年厚生労働省患者調査によれば、日本全国で約67万人の患者が治療を受けている。
治療の基本は抗精神病薬と、心理社会的なリハビリテーション、ならびに社会復帰のための福祉、地域での支援です。
2007年05月05日
うつ病
うつ病に対する知識は広まってきた。とはいえ、まだまだ症状をその人の「性格」と誤解されやすいのも事実。しかし、うつ病は「なまけ」や「甘え」では決してないのだ。無気力なのは病気が原因であることを理解しましょう。
うつ病は心の風邪と言われる。つまりそれほど一般的な心の病気で、誰でもかかる可能性があります。
かつては心の病と言うと、何か特別な人がかかるものといった印象があったが、最近では、誰でもかかる可能性があると言われている。症状としては憂うつ感、無気力・無関心・無感動、強い疲労感、集中力・思考力・判断力の低下、不安、焦り、睡眠障害、食欲・性欲の低下など。
その無気力ぶりを家庭や職場でアイツはなまけ者になった!と理解してもらえない事も多いが、それは風邪をひけば誰だって熱や咳、鼻水が出て、ダルくなったり集中できなくなるのと同じ事。決してなまけ病ではないのです!
むしろ、心の中では、キチンとしなくては!と本人も思っている場合がほとんどで、周りが叱咤激励すると逆効果となる事もある。
生真面目、徹底主義で凝り性、几帳面、正直、正義感が強い、責任感・義務感が強い、趣味に乏しい、人情深くいつも他人に気を配る、相手の気持ちに敏感、場を大事にして人に同調する、「~ねばならない」とよく思う。
こうしたタイプはうつ病になりやすいが、職場ではありがたい存在なので、その考え方や行動を上司・同僚などに肯定され続ける事が多く、心の病の原因にもなるという事を見逃しやすいのです。
真面目で几帳面、他人に気も配るので良い性格なんだから問題ないじゃない?と思われがちだが、仮にうつ病に陥ってしまうと、最悪の場合発作的に自殺する可能性がある。しかもこうした事は、病の重い時期より、むしろ軽い初期や回復期に起こりやすい。
自殺者の多くがうつ病であるとも言われている。未遂に終わった人の話を聞くと自分でも何故そうしたのか分からないと答えるほど、うつ病という病は、時に人を支配する。
自分や大切な人がうつ病かな?と思えたら、まずは専門医に診てもらうよう常日頃から心得ておこう!
2007年03月21日
過食症
過食症とは、仕事や生活などのストレス、またはダイエットの反動から極端に食べ過ぎてしまう状態が続く、摂食障害の症状の一つである。
摂食障害とは、極度に食べ過ぎてしまう過食症、食べ物を食べられなくなってしまう拒食症など食行動異常の総称である。
摂食障害は、具体的には仕事や生活などのストレス、またはダイエットの反動から極端に食べ過ぎてしまう状態が続いたり、あるいはあまりに痩せたいという思いが強すぎて食べ物を受け付けることが出来なくなる状態を指す。
過剰に食べ過ぎてしまう過食症と食べる量が減ってしまう拒食症は別のものとして扱われているが、実はきわめて近い関係にあり、拒食症から過食症へ、あるいは反対に過食症から拒食症へ移行することもある。ストレスから過食が続き、嫌悪感にさいなまれてダイエットをするが、そのストレスからまた過食症になって、悪循環に陥りやすいんです。
中には食べてから吐くことを繰り返し、周囲が過食症であることに気がつかないまま危険な状態に陥ってしまうこともあります。拒食症も過食症もメンタルなものが原因になることもあり、専門医に相談することが必要でしょう。早めの治療が、必要ですよ。
2007年01月26日
パニック障害
パニック障害(不安症)という言葉が最近よく聞かれるようになりましたが、これは下記のようなパニック発作のおこる状態を言います。
パニック障害(不安症)というと、何か新しい病気のように思えるかもしれませんが、パニック障害(不安症)に見られる症状は、昔からあったものです。
突然起こる動悸や息苦しさ、めまいというのは、昔は不安発作と言われていたものです。そして、これは不安神経症とか、発作性神経症と言われていました。
しかし、最近では、この同じ症状をパニック障害(不安症)という言葉で表現されていると言って良いと思います。パニック障害(不安症)の治療として現在では主に薬を使った薬物療法が行われていますが、これは単に症状を和らげる効果しか期待できないと思います。
一部の病院では、薬物療法と併用して、森田療法などの精神療法を取り入れているところもあるようですが、この場合でも、どちらかというと薬物療法に重点が置かれているように思います。
しかし、現在の健康保険制度の元では、精神療法は時間ばかりかかり、収入に結びつかないということで、良心的なお医者さんでさえも、薬物療法を取っているのが現状だと思います。そして、これがかえって、パニック障害(不安症)の症状を治しにくくしているとも言えるのです。
つまり、本来のパニック障害(不安症)の症状に、薬物依存という新たな症状がプラスされてしまい、症状をこじらせていると言っても良いと思います。パニック障害と一口に言っても、この症状は、非常にいろいろなものが含まれます。
2006年10月25日
自閉症
自閉症とは、先天性の脳障害からくる認知障害です。原因はまだ解明されていませんが、おそらく脳の中枢神経の機能障害で、そのために困難なことや理解できないことがたくさんあります。
自閉症には独自の共通した障害特徴がありますが、その特徴の現れ方には個人差があるため、ひとりひとり特有のところを理解してあげる事も大切です。最近の調査では、自閉症の人はおよそ500人に1人いるとされてます。軽度の自閉症の人も含めるともっと多いとも言われています。
その他、自閉症の人の1/4程度に、てんかん発作が合併することがあります。思春期以降になってから発症する人が多いのが特徴です。脳波をとって、てんかん波の有無を検査することができます。
言葉が出てもオウム返しや、発音、イントネーションの間違い等が多々あります。
そして、一番の特徴として常同反復行動があげられます。これは、物事に対して儀式的で固執した行動を持っており、このような行動を阻止されると非常に動転して怒ったり混乱を起こす傾向があります。
大きな特徴として、対人関係がうまく結べず、親との関わりが持てなかったり、同年代の子供達とも関わりが持てなかったりと、社会関係における、様々な行動上の問題を持っているといわれています。
また、言語の発達が遅れたり、コミュニケーションにも問題を持っています。
特に、コミュニケーションの障害は広範囲に渡っており、まったく言葉の出ない子、いくらか言葉が出る子、中には極端に特徴の有るしゃべり方をする子など様々です。
2006年09月07日
体内時計
地球の1日が24時間なのに対し、人間の本来持っている1日の単位は25時間なのです。この25時間1周期を1時間早めて、24時間で1日の周期に合わせる事ができるのが体内時計です。
その時計とは、左右の眼の網膜からのびた視神経が、視床下部で交叉している所のすぐ上にある視交叉上核のこと。直径わずか1ミリの超小型・超高性能時計。その時計は朝、眼から入る太陽の強い光を感知すると、3~8ミリとやはり小さな松果体に信号を送る。松果体からは「時計ホルモン」と呼ばれるメラトニンが分泌される。メラトニンは約14時間後に睡眠を促すホルモンで、血流によって、カラダのすみずみまで時間の情報を運んでいきます。
私たちは太陽の光を浴びる事で、体内時計を1時間早めるリセット・ボタンを毎日押しているのです。
以上の事を踏まえて、体内時計を正常化するポイントは。。。
・朝、まずは決まった時間に太陽の光を浴びるようにすること・・・どうしてもキツイ人は、起床の時間に徐々に明るくなっていくタイマーがついたライトを使ってみよう!
・昼間、なるべく外に出る機会を作る・・・昼間に明るい所で活動すると夜、メラトニンの生成が多く促される。散歩などで運動もすると、寝付きも良くなる。
・毎日できるだけ他人とふれあう・・・人と会う・話す事も大切!社会のリズムに合わせる事で、24時間の周期を感じやすくなる。家に閉じこもっていると、25時間周期に近い不規則な生活となりやすい。
・規則正しい時間に食事をとる・・・特に朝食をとり、早く血糖値をあげる事で、1日のリズムが作りやすくなる。
以上の事を踏まえて、まずは体内時計の正常化を図りましょう。
2006年09月06日
不眠症
よく睡眠障害といえば不眠症のことだと思っている人もいますが、ちょっと違います。睡眠障害とは不眠症に限らず、入眠や睡眠、目覚めに関する病気の総称です。
睡眠障害になると、十分に眠ることができませんから集中力や思考力が低下し、気持ちが不安定になります。ただの寝不足ではすまされないのが睡眠障害なのです。
睡眠に関する悩みというと、一般には「不眠症」という言葉がよく使われますが、正確にいうと不眠症は睡眠障害の一部になります。睡眠障害とは、簡単にいえば、不眠症からいびきや寝言まで、睡眠に関する悩みをすべて含む言葉なのです。
睡眠障害のなかで最も多く見られるのが「不眠症」で、次の4つのタイプに分けられます。
・寝つきが悪い
・眠りが浅く、途中で何度も目が覚める
・朝早くに目が覚めてしまう
・ぐっすり眠った実感がない
不眠が4週間以上続く「持続性不眠」の場合は、専門医に相談したほうがいいでしょう。不眠症と表裏の関係にあるのが「過眠症」で、昼間に強い眠気が起こり、実際に眠り込んだりする状態が長期にわたって続く睡眠障害です。夜、十分な睡眠が取れなければ、昼間、眠気が起こるのは当然のこと。そのため、居眠りをしてしまい、夜はまた眠れなくなるというケースが多く見られます。
不眠症や過眠症を起こす原因は、ストレス、内科的・精神的な病気、睡眠のための不適切な環境などさまざまです。
睡眠は、心身の健康を保つために不可欠なものです。睡眠障害が長く続くと、日中に眠気に襲われたり、からだがだるかったり、やる気が起きなかったり、いろいろな悪影響があらわれます。
寝つきをよくして、睡眠の質を高めるためには、毎日、同じ時間に寝て、同じ時間に起きるのが理想的です。生活に一定のリズムができると、からだのリズムもそれに合わせて順調に働くようになります。
それでも、充分な睡眠が得られないときは、心療内科、精神神経科、精神科などで相談してみましょう。
2006年08月12日
更年期障害
更年期障害という言葉はよく知られていますが、更年期は閉経後のことと思っている人が多いようです。 しかし、これは更年期の後半。更年期とは、女性ホルモンを分泌する卵巣の働きが衰えて停止し、女性ホルモンが欠乏した状態で体が安定するまでの時期を指します。
具体的には、閉経をはさんでその前後10年ぐらいの期間を指しています。今、日本女性の平均的な閉経年齢は、51歳ぐらいですから、40代半ばから50代半ばまでの期間が、更年期にあたただし、これには個人差も大きく、人によっては30代後半から卵巣の機能が衰えはじめ、更年期障害のような症状になる人もいます。
これは、 若いころに無理なダイエットを繰り返したり、不規則な生活や食事を続けてきた、といった生活をしていると、ホルモンバランスにも響いてくるのです。 また、更年期を迎えほとんど気にならない人もいれば、寝込むほど調子が悪く、日常生活も満足にできない人もいます。
この差は、どこにあるのでしょうか。ホルモンバランスの乱れが大きな要素になっています。
更年期障害の対策方法としては、おもに3つの方法があり、ひとつは、食事や運動、何かを始めて気持ちに張りをもつなどして自力で克服していく方法。そして、ホルモン補充療法と漢方治療です。これに、症状に合わせて睡眠薬や抗うつ薬などを組み合わせていきます。どの方法を選ぶかは、自分自身の問題として考えましょう。
2006年08月09日
抑うつ症
うつ病とは、日常的なストレスからくる悲しみや、不安、むなしさといったゆうつな気分や無気力は誰しもが経験するものです。こうした心の状態が長期間回復せず、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
症状は、気分の落ち込み、やる気が出ない、眠れない、息切れ、頭痛、疲れやすい、食欲がない、胃のもたれ、腰痛、性欲が落ちる、便秘などです。ごく一般的な病気で特別なものではありません。
ストレスなどによりセロトニン、ノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質のはたらきが悪くなることによって起こると考えられています。
治療として、抗うつ薬を処方されますが、抗うつ薬は飲みはじめて数日たってから徐々に効きはじめ、1~4週間のうちに次第に効果があらわれてくるのが特徴です。
うつ病といっても単一のものではなく、その原因や症状のあらわれかたによって、いくつかの分類方法があります。このうち、比較的わかりやすい分類の一つを紹介してみます。
まず大きく分けると内因性うつ病、心因性うつ病、それに身体因性うつ病の3つに分類されます。この他に「仮面うつ病」という状態も知られています。これは、うつ症状としてあらわれないものの、頭痛や動悸、脱力感があらわれてしまい、本当はうつ病が原因でありながら、これがマスクされて別の身体症状としてあらわれてしまうというものです。
ここで認識しなければいけないことは、「これは一時的な病気なんだ」ということを、本人も周りの人も理解しなければいけないということです。この点はよく覚えておいて下さい。
病気なんです。治療すれば治るものなのです。決して人格や性格を否定するようなことがあってはいけません。
さらに悲しいことに、うつ病になる人は、真面目で頑張る人に多いのです。本人の根性や気力でどうこうなる問題ではありません。もう根性や気力を使い果たしてしまって疲れてしまった病気と考えて下さい。ここで必要なのは心からの休息と、ちゃんとした治療なのです。
2006年08月01日
摂食障害
有名なのは拒食症、過食症です。拒食と過食は正反対のものと思われる方が多いようですが、これは実は紙一重で多くの場合拒食と過食を繰り返していきます。
拒食の人は痩せていて、過食の人は太っているというのが一般的な概念ですが、実際には過食の人も食べたものを嘔吐するケースが多いので痩せている人が殆どです。モデルなど痩せていなくてはならない職業の人も過食症が多くいます。
思春期ぐらいの時期に発病することが多く20代に多くみられます。拒食症はダイエットの手段で食べ物を口にしないで我慢することから始まることが多く、食欲がなくなり、空腹感さえもわからなくなってしまうケースが見られます。拒食症はその20パーセントが死亡するといわれているほど恐ろしい病気で、ひどい場合には入院や点滴の必要もあります。
摂食障害の中でも増えているのが、過食嘔吐と呼ばれるもので、胃が満腹になりこれ以上食べられないというところまで食べ続けるのですが、太ることに極端な恐怖心をもっているために嘔吐をしたり、下剤を乱用して太ることを避けようとします。
摂食障害の症状は極端な体重の変化や月経が止まってしまうなどが目立った特徴です。第三者から見れば十分痩せているのに自分ではまだ痩せていないと感じダイエットをし続けることも摂食障害の特徴といえるでしょう。
2006年07月27日
嘔気
ストレスによる嘔気は器質的病変によらない、機能的・心理的機序によって生じる嘔吐であり、心因性嘔吐・神経性嘔吐と言われます。
発生要因としては、職場、学校、家庭などで本人にとっていやな現実が生じ、それを契機に原因不明の吐き気や嘔吐が生じてくる場合が多いようですが、その状況を自覚していない場合も多いようです。
因性嘔吐は、延髄の嘔吐中枢への大脳皮質からの刺激によるとされ、ストレス反応として、嘔吐症状が選択されるかといった臓器選択性については、個人が元々有する身体的弱点としての易嘔吐性が関与していると考えられています。
これらはストレスを心が自覚できなくても、身体が正直に反応し症状化しているということになります。このようにストレスを身体症状に置き換えて表現されることを「身体化」といいます。
2006年07月25日
チックとは
チックとは、細かく素早い動きなどが、本人の意思とは無関係に繰り返しおこってしまうものをいいます。本人は意識してやっているわけではなく、止めようと思っても止まりません。
症状としては、瞬きを繰り返す、肩をぴくっと動かす、頭を振る、口を曲げる、顔をしかめる、鼻をならす、など、チックは、時に多種多様な形態をとることがあります。また、ため息や、咳払い、うなるなどの声を出すチックもあります。
チックの詳しいメカニズムは、まだよくわかっていない事が多いのですが、ドーパミンの過剰活動やセロトニン、脳の基底部組織である脳幹神経節という領域が運動や知覚機能への影響を及ぼしていると言われています。これらは従来言われてきたような、厳しいしつけや親の愛情不足といった心理的原因ではなく、生物学的原因にあたります。また、トゥレット症候群の家系ではチックの出現頻度が高いことから、遺伝的要因も考えられ、現在では常染色体優性遺伝ではないかという説も有力視されています。
チックの治療には、薬物療法の有効性が非常に高く、症状が重い場合には抗ドーパミン作用のあるハロペリドール(セレネース)やピモジド、クロニジンを使用します。ハロペリドールは著しい効果が見られますが、一人一人によって至適量が異なり、過鎮静や抑うつなどの副作用を引き起こす可能性もあるので初めは少量から開始し、徐々に増量していきます。
2006年07月23日
パニック障害とは
パニック障害に見られる不安の特徴は前触れもなくある日突然めまい、動悸、呼吸困難といった身体症状がでて10分以内にピークに達し30分以内に症状が消えることです。
本人はこのまま死んでしまうのではないか、気が狂ってしまうのではないかというような恐怖心に襲われいわゆるパニック状態に陥ります。
パニック障害での発作はどうしてこんなところで発作が起こるのかがわからず本人にも周囲にもまったく理解ができないのです。どこか身体が悪いのかと病院に足を運び心電図等の検査を受けてもどこも異常なところは発見されず一般医からは自律神経失調症・心身症・過呼吸症候群・狭心症・メニエール病等と診断されていることが多い状況です。
パニック障害は100人に1人くらいの割合で起こる病気で、多くは思春期から青年期にかけて発症します。日本でパニック障害は心臓神経症や不安神経症として取り扱われていましたが1980年に病名を『パニック障害』に統一すると世界的な取り決めが行われました。放っておいて自然に良くなることはあまり期待できず多くの方は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら慢性化してしまいますが、早期に治療をすれば必ず完治する病気です。
パニック障害には予期不安が付きまといます。不意に突然起こることが多いので、またいつあの恐ろしい発作が起こるのではないかと不安な為に行動範囲が狭められていきます。そして外出先でパニック発作を起こすのが不安なあまりに1人で長時間外出するのが困難になってしまいます。これを広場恐怖といい、そこから逃げられない、助けてもらえないような場所や状況を恐れ、人ごみ、エレベータ、電車やバスの中、自動車の運転、1人での外出などが恐怖の対象になります。
そして気をつけなければいけないのは広場恐怖の為外出を拒み家に閉じこもりがちになり社会生活に支障をきたすことです。これが続くと自信喪失から抑うつ状態を引き起こす可能性があります。
パニック障害の治療では予期不安に対しての適切な治療を行い慢性化させないことが大切です。
